言語聴覚士

病気などによって言葉の障害をもつ人たちのリハビリ専門家。

言語聴覚士 音声機能、言語機能、聴覚に障害を持つ人の機能向上のためのリハビリ指導をする仕事。医師や歯科医師の指示のもとで、診療の補助を行う。音声・言語・聴覚機能障害には、身体的な面だけでなく事故や病気による精神面や環境面での要因が絡んでいるケースが多いため、家庭環境なども調べながら根気よく訓練を介助する。

言語聴覚士のやりがい

自分が支援したことにより、例えば失語症に陥っていた人が少しずつ話せるようになったり、発達障害児がコミュニケーションをとれるようになったりしたときが、言語聴覚士にとって最もやりがいを感じるとき。また、言語聴覚士の支援方法は呼吸法や口の体操などの肉体的なアプローチもあれば、絵などを使った心理的なアプローチもある。個々の対象者に最適な支援プログラムを考えるのは大変だが、それだけに成果が上がったときにはよろこびも大きい。

言語聴覚士の就職先・働く場所

言語聴覚士の仕事は、言語的コミュニケーションに問題がある人への支援、食事がとりづらくなっているお年寄りへの支援、言語の発達が遅れている子どもへの支援などさまざま。そのため、就職先も医療関係、保健関係、教育関係、福祉関係と多岐にわたる。病院一つをとっても、リハビリテーション科や脳外科、耳鼻科、神経内科、小児科など幅広い科でニーズがある。そのほかでは、保健所、特別支援学校、障害者福祉施設、老人保健施設などが主な就職先だ。

  • リハビリセンター
  • 病院
  • 障害者福祉施設
  • 障害児関連施設
  • 学校

言語聴覚士の将来の展望

同じリハビリテーションの専門職である理学療法士や作業療法士と比べるとまだまだ求人が少ないのが現状。ただし、国家資格となったのが1999年とまだ歴史が浅いため、言語聴覚士自体もまだまだ少ない。言語聴覚士によるリハビリを必要としている人はたくさんいるので、今後もニーズはじわじわと増えていくはずだ。

言語聴覚士になるには

言語聴覚士を目指しているのであれば、言語聴覚士の養成課程がある大学・短大・専門学校で3年以上学んで受験資格を得るのが王道。言語聴覚士国家試験に合格し、医療機関や福祉施設などの採用試験を受ける。非常勤職員として働き始めるケースも多い。

出典元:スタディサプリ進路

デジタルパンフレット

ページの先頭へ戻る